旧ホームページ(この記事は2013.12にアップ)より転載
ポーランドkurpie地方でクリスマスから新年をはさみエピファニーまでの期間に
つくられている小麦粉細工byski (sの上にアクセント)をつくりました。
「小麦粉とライ麦粉半々をお湯で捏ね…陶土のようなかたさにまで長時間捏ねる」と
手元のフランス人民俗学者の行事菓子本にあったのですが、
たまたま家にあった強力粉と全粒のもち麦粉を半々でつくってみました。
そして1時間寝かせた後、成形しました。
エショデタイプのようだったので茹でたり、また、そのまま焼いたりしてみました。
釉薬がかかったような仕上がりと、素焼きのような仕上がりで、どちらもいい感じ。
写真で見る現地のものと比べると、やはり茹でているようです。
byskiは「小さな雄牛」の意味だそうですが、
この場合、いろいろつくる4つ脚の動物を総称して「子牛」と呼ぶようで、
新潟でつくるしんこ細工のいろいろを「犬の子」と総称するのと似ています。
「ちんころ」の名人のつくり方もととても似ています。
ポーランドの小麦粉細工は暖炉の上などに並べ、お守りとして1年飾っておくようです。
そんな飾り方も「ちんころ」と同じ。
おまけに、切り紙が盛んなポーランドなので、それもちょっと真似してみました。
お手本はこんな風。
新潟出身の私にとって、ポーランドの新年の風習はとても親近感がわくのです。
2013.12
その後、本物を手にする機会がありました! つづく。
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