旧ホームページ(この記事は2002.10にアップ)より転載
私のお菓子の原点ともいえるのが、お彼岸団子です。
子供の頃、春分・秋分を「中日」にしたお彼岸の入りの日が近づくと お餅屋さんのガラス棚に並ぶ、小ぶりの紅白のお団子は、 経木に包まれて売られていました。 仏壇にお供えし、中日にもう一度買い替えてお供えします。 数日経って硬くなり、ヒビ割れ、カビも出たりしているお下がりのお団子を 祖母や母がカビをこそげ落とし、水に漬けてからゆで、甘辛いタレをからめてくれました。 子供の頃のおやつの中でも、食べるまでに何日も眺めては、待ち遠しく思う特別なおやつでした。 上の写真はもうほとんど見かけなくなったお餅屋さんのお団子とは違って 硬くならなくて、日持ちのする甘いお団子ですが、やはり懐かしいお彼岸団子です。 この頃は抹茶色もあるようで、今風です。
新潟日報夕刊にも彼岸団子について書きました。
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